天使と魔法の学校★アンジェラです。
古代ユダヤの秘儀カバラ数秘術のお話です。
数秘術とは
数秘術とは、古代ユダヤの密教であるカバラから発生し、師から弟子へと口伝によって伝わってきた神秘的な学問です。
数秘術を解釈することで、人生の目的、人生の道、自分の才能、課題、やりたいことなどを知ることができるのです。
アリストテレスは、「世界は音と数字で成り立っている」と説いています。
数の神秘的なエネルギーを人は様々なところから受けていて、その影響を受けているということなのです。
特に生まれた日の数のエネルギーと、名前に含まれる音のエネルギーに重要な影響があります。生まれた日と、その時に名付けれた名前に人生の青写真が隠されているのです。
数秘術を占い的に用いる場合もありますが、古代ユダヤの密教であるカバラから派生した学問なのです。
カバラの知恵は、神 → 天使 → アダム → アブラハム → モーセ → ダビデとソロモンに伝わり、奥義に達しました。
カバラ数秘術の歴史
カバラの智慧は、神から楽園に住む天使達に伝えられたものです。
天使達が、楽園を追われたアダムにカバラの智慧を授けるためです。
人間が早く楽園に再び戻れるように、ヒントを与えたのです…
ですから、カバラの知恵の中には、人生の生き方、心得、自分が人生においてどのような使命・ビジョンを持って生まれたのかを知るヒントが隠されています。
そして、カバラは、アダムからメルキゼデク、そしてアブラハムに伝わりました。
アブラハムはエジプトに渡り、そこで誕生するモーセへと伝授されました。
その後、ダビデとソロモンに伝わり、カバラの奥義に達したといわれています。
このような訳で、モーセの十戒には、カバラの叡智が含まれています。
カバラは、世界最古の秘教、そして哲学だといえます。
そして、カバラから生まれたひとつが、数秘術と言う学問でした。
そのほかにも、カバラから派生したものが多くあります。
西洋魔術、
錬金術、
占星術、
タロットカード、
エニアグラム、など
数秘術の体系化が完成(ルネッサン期)
カバラには、このように古い歴史がありますが、 現在のカバラとして体系化が始まったのが、3世紀くらいで、およそ16世紀に完成しました。
数秘術を今の形に体系化を始めたのがピタゴラスです。
哲学者として有名ですが、数学者でもあり、数秘術を研究して体系化しました。
ピタゴラスは、紀元前6Cころの古代ギリシャのエーゲ海で生まれ、哲学を学び、その後、エジプトで数学、幾何学、音楽、占星術、数秘術を学んだのです。
ピタゴラスの思想は、プラトンに受け継がれ、タロット、占星術などと結びつき、カバラ思想によってさらに深まっていきました。
カバラ思想や数秘術は、ルネッサンス期のヨーロッパで最もよく使われたのでした。
(14~16世紀)
数秘術は、年月日などを計算して解読していきますが、グレゴリオ暦が使われています。
古代カバラの思想なので、グレゴリオ暦を使っての計算では紐解けないのか、と考える人もいますが、大丈夫です。
グレゴリオ暦自体がカバラの原理を取り入れているものなので、西洋暦を使って計算することができます。
グレゴリオ暦ができたのは16世紀で、もともとカバラの原理を取り入れて作られた暦なのです。
このように、グレゴリオ暦は、数秘術を使えるようにと作られているので、計算に問題はありません。
数秘術(ヌメロロジー)は、とても神秘的で興味深い学問です。
お誕生日や名前から割り出すので、占い的にも使えますが、実は、人生の意味・テーマなどにおいて深いメッセージを持っています。
数秘術の種類
一口に数字術といっても、いろいろな解釈法があり、研究者によって違いが出てきています。
大きく分けると、カバラ数秘術とピタゴラス式が主流です。
1.カバラ数秘術
ピタゴラスが体系化した学問が、ユダヤ教の神秘の学問であるカバラと結びつき、ユダヤの文化の中で発展したきたもの。カバラの教えが盛り込まれています。
2. ピタゴラス式数秘術 (数秘学と呼ぶこともある)
こちらも、ピタゴラスが体系化したものですが、カバラの教えとは結び付かず、数式の計算のみで解釈できるように研究されたものです。
天使と魔法の学校の数秘術解釈について
天使と魔法の学校では、カバラ数秘術を使ってのセッションを行っています。
詳しくは、また書きます。